膝の痛い方にとって運動をしたいが、膝が痛いなどの理由で、なかなか運動をするきっかけが、つかめない方もいると思います。
そんな方にノルディックウォーキングをご紹介したいと思います。
ノルディックウォーキングは、元々その見た目からも分かるようにスキー選手のトレーニングとして行われていました。
発祥は1930年と以外と古く、フィンランドから始まったと言われています。
広まったのは1980年代で現在は世界中で行われています。
ノルディックウォーキングはスキーのようなポールを両手で持ちます。
そのことにより足にかかる体重を約20%軽減します。それによって、膝への負担も軽くなるわけです。
また、ポールを動かすため、上半身も使うことにより、全身運動となります。
通常の運動の歩行より運動量も多くなります。心拍数は14%の上昇、消費カロリーは約50%多くなります。そのうえ、ポールで身体を支えることができるため、転倒のリスクも少なくなり、膝が気になる方にとっては、メリットの多い運動です。
変形性膝関節症の方が、ノルディックウォーキングを三か月、継続することにより、膝回りの筋力の強化され、膝の痛みが和らいだという報告があります。
一方、重度の変形性膝関節症の方や、体重が重すぎる方は逆に症状が悪化する場合もありますので、注意しましょう。
・ポールの長さですが、「身長 × 0.63 ~ 0.68」を目安とします。
身長160Cmの方ならば、105Cmくらいですね。
・そのポールを肘より少し低い位置、2Cmくらい下で持ちます。
・目線はうつむいたり、上を見ずにまっすぐ前を見ます。
・肩はリラックス。腕を大きく振ります。
・背筋は伸ばします。
・ポールは身体を押し出すようにしっかりと地面をつきます。ポールを持つ手が押し出して後ろにいったら、グリップから手を放しましょう。
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