多かれ少なかれ膝に痛みを感じる中高年の方は多いです。

厚生労働省の調査(2008年「介護予防の推進に向けた運動器疾患対策について」報告書)によると、「変形性膝関節症」の患者は予備群含めて約3000万人と推計されています。

割合としては、怪我や明らかな他の病気でない限り、50歳以降の膝の痛みの原因の9割が「変形性膝関節症」と言われています。

 

変形性膝関節症とは

 

ここで変形性膝関節症について、簡単に説明いたします。

変形性膝関節症とは、膝の老化現象です。

膝にはクッションの役割をする半月板という軟骨があります。半月板は膝の関節をはさむように、位置していて上から見ると半月のような形になっています。

エックス線

老化に伴いこの半月板がどうしても摩耗したり、剥がれたりします。

体重が重たかったり、膝周辺の筋肉が弱いと膝への負担が高くなるため、半月板が損傷がひどくなります。

半月板が摩耗すると、クッションが無くなってしまうため、骨と骨が直接当たるので、強い痛みを感じます。

また、半月板がトゲのようになったり、破片が膝の関節包に溜まると、所謂、膝に水が溜まった状態になり、関節包を圧迫するため、痛みを感じます。

このように、膝関節症とは、老化により膝の半月板が損傷し、痛みを感じる症状です。

ただ、なんとなく膝が痛い程度で、病院に行かないのは良くあることですよね。しかし、中高年になると変形性膝関節症の恐れもあるので、自己判断での治療は危険ということです。

 

湿布薬について

 

痛いところが、炎症を起こしていたり、熱を持っているときは、患部を冷やすために冷たい湿布薬が有効です。しかし、それ以外の場合は、血行を促進し、栄養分を運んだり、痛みを感じる物質を流すために暖かい湿布が効果的です。

但し、どちらも消炎鎮痛剤が含まれているため、一時的に痛みは弱まり効果があるように勘違いをしまいます。

また、半月板が再生するわけではないので、根本的な解決にはなりません。

湿布

 

マッサージについて

 

自分でマッサージするのも注意が必要です。自己流で膝を揉むと、逆に膝周辺の筋肉がこわばって血流が悪くなり痛みが治まりにくくなることがあります。

自己判断でストレッチやマッサージで筋肉をほぐし、膝の痛みを軽減するのは素人には難しいです。

膝のマッサージ

 

歩かないのも良くない

 

症状の出始めは安静にするべきです。

しかし、痛みが治まったら運動したほうがいいです。適度に動かないと膝周辺の筋肉が弱くなるからです。

太腿の前側にある大腿四頭筋を鍛えるとひざが安定して痛みが軽減されます。トレーニングとしてはウォーキングが最適なのです。

ウォーキング

その他に、水中ウォーキングなら、体重に負担も弱まるため安全です。また、スクワットならば家庭内でも手軽に実施できます。

いずれにしましても、50歳を越えて、膝に痛みを感じるようでしたら、自己判断はせずにまずは近所の整形外科へ行きましょう。

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