偽痛風(ぎつうふう)について、説明をいたします。偽痛風の原因はまだ、良く分かっていないところが多いのですが、最大の要因はやはり”老化”ということになります。

 

偽痛風の原因

 

現在、考えられている偽痛風の原因ですが、老化による肝機能の低下とされています。

高齢になると肝臓の代謝機能が低下します。低下すると血液中にピロリン酸という物質が増え、このピロリン酸は血液中でカルシウムと結びつき、ピロリン酸カルシウムという物質に変化します。

このピロリン酸カルシウムが血管を通して、膝の関節液の中に入り、関節液の酸性度が高まります。

この状態は非常に危険なんですね。この状態で食事や身体の調子に応じて、PH濃度が変化するとピロリン酸カルシウムが結晶となり、固体化してしまいます(析出という現象です)。

この結晶は人体では異物として認識され、人間に本来備わっている免疫機能等で攻撃を受けます。

結果、この異物と免疫機能の戦いのため、膝の滑膜に炎症が発生し、痛みとして表れていきます。

戦い

 

偽痛風の症状

 

偽痛風の痛みは発作的です。急に痛みが発生し、しばらくすると痛みは和らぎます。
このように補佐的な痛みとなるのは、関節の内部でPH濃度の変化はないと、ピロリン酸カルシウムの結晶化が起きないためです。

しばらくすると、痛みが軽くなりますが、一時的とはいえ強い痛みを感じる病気です。

また、偽痛風はなぜか膝に発生することが多いですが、血液の症状ですので、他の場所、例えば足首、股関節、ひじ、恥骨、椎間板などにも発生することがあります。

偽痛風は老化による症状ですので、高齢になれば多かれ少なかれ症状は発生しますが、全員が痛みを感じるということではありません。

膝が痛い女性

 

偽痛風の治療

 

残念ながら、治療法はほとんどが対症療法になり、完治につながるような決定的な治療法は現在は発見されていません。

炎症をコントロールすることで痛みを抑える為にステロイド剤や非ステロイド系抗炎症剤などが用いられます。

治療により急性発作を止めて、次の発作を予防することが可能ですが、関節への症状をを防ぐことはできません。

決定的な治療はありませんが、膝の機能を保つという意味で、膝の筋力強化やストレッチなんどで柔軟性を確保することは役立つこととなります。

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