変形性膝関節症の概要についてはこちらに記載をしました。
変形性膝関節症は非常に患者さんが多いため、もう少し詳しく説明したいと思います。

ここでは、変形性膝関節症の痛みについて説明いたします。

痛み

 

変形性膝関節症の痛みの原因とは

 

変形性膝関節症は膝関節の軟骨の老化によるものです。
軟骨が摩耗し、変性していくことがこの病気のそもそもの原因です。

◆初期の痛み

軟骨が摩耗していくとそのかけら(摩耗粉といいます)が膝の関節液の中を漂うようになります。

軟骨は血管がないため、他の細胞と接触する機会があります。結果、この軟骨の摩耗粉は他の免疫細胞と接触すると異物扱いされ、攻撃を受けることにより、炎症が発生します。変形性膝関節症の初期の痛みはこのような炎症による痛みになります。

◆症状の進行が進んだ痛み
次の段階ですが、軟骨が次第に削れていくと関節のクッションが無くなるため、膝に大きな負担が掛かることにより、痛みを感じます。

さらに症状が進行していくと、骨と骨が直接当たるようになります。
骨には痛みを感じる神経がありますので、かなりの痛むを感じます。

また、痛みが長期化しますと痛みを感じる神経自体が変性し、痛みを感じやすいルートでできることがあります。

この場合、特に膝の症状に関する痛みはないのでないのに、脳が勝手に痛いと感じ神経障害性疼痛や、心因性疼痛などの、複合的な痛みとなることがあります。(神経障害性疼痛や、心因性疼痛についてはこちらの記事をご覧ください)

膝の痛い女性

 

軟骨は痛みを感じない

 

ここまでで変形性膝関節症の痛みは軟骨の摩耗による炎症、膝への負担、骨同士の接触であると説明しました。
疾患の元となる軟骨は痛みを感じるのでしょうか?

多くの人は軟骨で痛みを感じると思っているようですが、それは間違いです。
軟骨には神経が通っていないため、痛みは感じません。
テレビコマーシャルで「膝の軟骨が痛む!」のように描かれていることがありますが、それは間違った表現なのです。

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