こちらにも書きましたが、肥満と膝の痛みは強い関係性があります。
膝関節にはふつうに立っているだけでも、体重と同じ重さの負担が掛かります。
さらに歩くと約3倍、階段の上り下りは7~8倍、走ると10倍と体重が重ければ重いほど、膝関節の負担が高くなり、膝を傷めたり、膝の回復が遅くなることになります。
皆さんもご存知のことと思いますが、現代は体重が重い人、肥満の人が増えている傾向です。
その背景としては、ファーストフードに代表される食の欧米化や、交通手段や家電機器の発達による運動不足、ストレスによるものが考えられます。
現代人は無意識に普通に暮らしていると、肥満になるリスクが大変多いことが分かります。
その体重の増加は、確実に膝に悪影響を与えます。
体重が増えると膝へに負担が高くなるため、膝の痛みが悪化します。
膝が痛くなるとどうしても、身体を動かすのが面倒になります。
すると運動不足になり、さらに体重が増えてしまい、膝の痛みを悪化させるという悪循環に陥ってしまいます。
病院では運動しようとしても膝が痛くて動かせない人の場合は、食事療法で体重を減らすこともあります。
それだけ体重の増加は、膝へ悪影響を与えるのです。
膝の痛い人の減量は、ただ単に体重を減らせばよいというものではありません。
なぜならば、膝を支えるために十分な筋力が必要だからです。
減量と筋肉の増加の二つを達成するには、食事と運動の両面での取り組みが必要になります。
食事は栄養バランスを考えます。
脂肪、炭水化物を減らし、筋肉と骨の大切な栄養分であるカルシウムとタンパク質を十分にとりましょう。
運動は膝の様子をみながら慎重に行います。膝を傷めないように無理をしないようにしましょう。
減量の目標は一つの目安として、1ヶ月に1Kgの原料が理想的です。
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