膝が痛い方にとっては和風スタイルより洋風スタイルの方が負担が少なくなります。
ここで誤解をしないで頂きたいのは、和風より洋風の方が進んでいるとか、優れているという分けではなく、洋風スタイルの方が膝の曲げ伸ばしが少ない場合が多く、膝関節への負担が少ないという意味です。
布団で寝起きする生活ででは平らなところに寝ているところから、立ち上がったり、逆の動作が毎日、朝晩必要になります。
この動作は膝関節だけでなく、下半身の関節へ大きな負担となります。
さらに万年布団でないかぎり、毎日の布団をたたんだり、出したりの動作が必要です。
健康な人でしたら適度な運動になりますが、膝の痛い人にとっては、大きな負担となり症状が悪化することおも考えられます。
一方、ベッドの生活ではベッドに一旦、腰掛けてから、起き上がったり、寝たりの動作になりますので膝関節への負担はすくなくなります。
また、ベッドに手をついて身体を支えることもできます。
さらに、ベッドでしたら、毎日の布団を片付ける手間も省けます。
和式トイレはしゃがんでいるとき、かなり膝関節を曲げます。また上半身の重さが膝にかかりますので、それだけでかなりの膝関節へ負担がかかります。
洋式トイレでは椅子に座るのと同じですので、膝関節への負担は少なくなります。また、手すりをつけると身体を支えることができますので、負担がいっそう、少なくすることができます。
床に炬燵や座卓をおいて座布団や座椅子で直接座ることは立ち上がったり、座ったりするときに膝への負担が掛かります。
また、気を付けなけならないのは正座です。
正座は膝関節への負担が高いだけでなく、血流も妨げられるため、膝関節が痛い人にとっては特に気を付けなければならない、避けなければならない動作です。
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