変形性膝関節症のの手術の方法は大きく分けて3種類あります。

「関節鏡視下手術」、「高位脛骨骨切り術」、「人工関節置換術」の3つです。

それぞれの手術の概要と選択方法について、説明いたしますので参考にしてください。

手術の目的は痛みを取り除き、症状を改善することですが、どの手術を選択しても、100%元の健康な膝の状態に戻ることは保証できません。

手術後に痛みが残ったりすることもあります。また、痛みは数字的に表すことは困難であり、個人の感覚に左右される部分が大きいです。

したがいまして、このような手術の効果やそれぞれの特徴を理解した上で、医師と十分に相談しましょう。

高齢の方につきましては、ご家族に方も同伴頂いた方が良いかもしれません。

ご自分のライフスタイル、何を優先するのかも考慮して、焦らずに検討しましょう。

考える

 

関節鏡視下手術

 

◆概要

関節鏡という内視鏡(胃カメラなどと同じですね)の一種を使用して、痛みの原因となっている半月板や関節軟骨などを取り除きます。

3つの中で患者さんへの負担が最も少ない手術です。

◆対象者

年齢の制限は特にありません。

心臓病、糖尿病、気管支喘息などの持病がある人でも手術が可能です。

逆に言いますと、他の2つの手術は持病のある人には注意が必要です。

◆対象の症状

関節の変形が比較的軽い人向けです。

半月板、関節軟骨の変性や断裂、滑膜の炎症に対応します。

 

高位脛骨骨切り術

 

◆概要

自分のすねの骨を切って関節の変形の原因であるo脚を強制します。

「クローズウエッジ法」と「オープンウエッジ法」の二つの手術方法があります。

◆対象者

65歳以下の比較的若く、スポーツ、肉体労働などの活動的な生活をしている人に向きます。

◆対象の症状

軽度から中程度のo脚のある人向けです。

関節内部、半月板、関節軟骨の変性や断裂、滑膜の炎症に対応します。

 

人工関節置換術

 

◆概要

膝の関節を人工関節に置き換える手術です。

◆対象者

65歳以上で、著しく関節の変形が進んだ重度の人向けです。

手術後の活動が制限されますので、スポーツ、肉体労働などの活動的な生活をしている人には向きません。

◆対象の症状

重度の症状に対応します。

具体的には関節に複数の異常個所があったり、軟骨化骨にも変性がある症状に対応します。

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