膝の関節鏡視下手術の対象となる方やメリットについてはこちらでご説明をいたしました。

ここでは関節鏡視下手術の手順と術後についてご説明いたします。

 

関節鏡視下手術の手順

 

1.全身状態のチェック

まず、手術前に心電図や麻酔、アレルギーの検査によって、手術の問題は無いか、注意するべき点は無いかの全身のチェックをします。

手術可能と判断できましたら、手術の日程を決めます。

 

2.膝関節周囲の切開

手術の最初のステップは膝関節の周囲の切開です。

腰椎麻酔をした後に、膝関節の周囲を2~4か所切開します。この時、麻酔をしていますので、痛みは感じません。

切開する箇所は症状のよって使用する器具の数によって決まります。

切開した箇所から、関節鏡と手術器具を挿入します。

 

3.膝関節内のクリーニング

関節鏡視下手術の目的は滑膜の炎症の原因となっている半月板、関節軟骨にかけらや、損傷部分を除去することです。

関節鏡で撮った患部の画像を拡大してモニターへ映します。

医師はそのモニターを観察しながら、手術器具を操作して手術をします。

半月板、関節軟骨のかけらと取り除いたり、剥がれかけた部分を削るなどして、関節の中を状態をクリーニングします。

手術は関節の状態によりますが、1時間程で手術は終了します。

掃除

 

関節鏡視下手術の術後

 

関節鏡視下手術のメリットは患者さんの身体への負担が少ないことです。

術後は翌日くらいまでは安静を保ちますが、その後はできるだけ脚を動かすようにします。

 

また、切開部の痛みを強く感じる場合は、非ステロイド性抗炎症薬で痛みを抑えます。

切開部からの感染症が認められなく、術後の経過が順調なら、翌日~1週間前後で退院となります。

その後、2~3週間程度で通常の生活に戻ることができます。

歩く

その間も安静し過ぎることはしないで、無理しない程度で運動療法をしましょう。

筋力が衰えないため、その方が早く回復します。

膝の状態が完全に落ち着くまでは3~6か月かかります。

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