膝関節の病気の保存療法の一つにヒアルロン酸注射があります。

その回数や副作用を中心にご説明いたします。

 

ヒアルロン酸注射とは

 

膝関節の関節包の中には関節液が満たされています。

関節液の働きは関節軟骨への栄養分の供給と、関節がスムーズに動くための潤滑油の二つです。

この関節液にヒアルロン酸が多く含まれています

ヒアルロン酸は専門的にはムコ多糖類というゼラチン性の物質です。

吸水性と保水性に富んでいるため、栄養分、水分を多く保持する働きがあります。

膝以外の関節や眼球の硝子体などに存在します。

ヒアルロン酸

 

ヒアルロン酸注射の効果

 

加齢に伴って、体内のヒアルロン酸の量が減少します。

また変形性膝関節症になると膝関節内のヒアルロン酸の濃度が低下してしまいます。

そのため、変形性膝関節症をはじめとする膝の痛みにおいて、注射でヒアルロン酸を補給をします。

ヒアルロン酸を関節内に直接注射することで、膝関節の動きがスムーズになり、痛みが軽減されます。

また、膝軟骨へ栄養分を供給し、炎症を抑えたりする効果があります。

 

ヒアルロン酸注射の回数

 

ヒアルロン酸注射で効果のある患者さんは症状が中程度方になります。

重症の方は残念ながら、効果はあまり見られず、軽症の方は運動療法などで様子を見ます。

ヒアルロン酸注射は一般的に膝の外側から5秒から10秒をかけてゆっくりと注入します。

私も経験したのですが膝の水を抜いた後に、ヒアルロン酸注射を補充することがあります。

注射はそれなりに痛いものでしたが、1回での注射で、膝の痛みや曲げられる角度が明らかに改善しました。

一般的には週に一回の注射を4~5回打って様子を見ますが、状況を見て回数を増やすことがあります。

注射

 

ヒアルロン酸注射の副作用

 

気になる副作用ですが、元々体内にある物質ですので、副作用は比較的少なく、安全なものと言えます。

但し、場合によっては膝が腫れたり、火照ったり、痛みを感じることがあります。

その場合でも、通常はしばらく安静にすると自然に収まりますが、痛みが強かったり、治まらない場合は医師の相談をしましょう。

また、注射をした日は感染症を防ぐために入浴は控えます。

(Visited 5,553 times, 3 visits today)

スポンサーリンク