膝痛の初期の対応というと減量と運動療法です。
減量は膝への負担を軽くします。一般的に、膝への負担は歩行時には体重の約3倍掛かります。階段の上り降りは7~8倍、ランニング時には走り方によりますが体重の10倍もの負担がかかります。
また、運動することによって、膝回りの筋力を強化し、膝関節への負担を軽くします。運動には血行を良くするという効果もあります。
しかし、ものには限度があり、あまり痩せすぎると膝には良くないというのです。ここでは「膝痛」と「痩せすぎ」の関係について説明します。
片岡鶴太郎さんの場合
以前はものまね芸人の片岡鶴太郎さん。最近では書道家として、またヨガの実践者として「ヨギ」を自称し、インド政府公認の「プロフェッショナルヨガ検定インストラクター」という超難関な資格を取得しました。
合わせて、本格的野菜を中心としたやや過剰とも思える食事制限をして、最高で63kgあった体重が今は43kgと激ヤセとなりました。
中でも3歳児用のパンツをはいているというエピソードは有名です。
そんな片岡鶴太郎さんですが、2018年9月11日の自信のブログで左膝の半月板を損傷していたことを告白しています。
2週間程前、私の不注意で撮影中コミカルな動きをしたところ、左膝がギクッと入り、そのままロックされてしまいました。
それを無理矢理、力任せに外そうと足を伸ばしたら、筋を噛んだ様な激痛が走りました。
昨日レントゲン、MRIを撮りました。結果は、半月板損傷。手術が必要となりました。
出典:鶴日和
なぜ、痩せすぎは膝に良くないのか?
痩せていて、ヨガの熟練者。一見すると膝痛と無縁のようですが、どこに原因があったのでしょうか?
それは「痩せすぎ」と言われています。
ネットなどからでは以下のような意見があります。
「痩せすぎのため、ポキっといきやすい。人間にはある程度の肉が必要」
「鶴太郎さんのヨガは健康のためにやっているというよりは、自分で自分を追い込んでいるような感じ」
「内臓の健康は間違いないが、外からの衝撃に弱すぎる」
「異常な食事制限で必要な筋肉がなくなり、骨や関節を守れない状況」
やはり、何事もバランスが必要ということですね。素人目に見ても極度の痩せすぎは健康的ではなく、弱弱しい感じがします。
膝痛の初期の方、予備軍の方、適切な体重コントロールをしましょう。
BMI(*1)でいうと18.5~25が適切な体重と言われています。
(*1)ボディマス指数。体重と身長の関係から算出される、ヒトの肥満度を表す体格指数。体重kg ÷ (身長m)2で求める。最近ではアメリカの保険会社の陰謀説がある。(笑)
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