年齢を重ねていくと膝の痛みを感じる人が多くなります。

しかし、原因は人それぞれです。尿酸値が高い人が膝の痛みを感じた場合、痛風になるのでしょうか?

ここでは尿酸値と膝痛について分かりやすく説明します。

65歳男性のケース

具体的なケースを上げて考えてみましょう。65歳男性の相談になります。

65歳の男性です。膝の痛みに悩んでおり、相談させてください。

膝の関節が痛くなりはじめたのですが、病院へは行かず、そのまま様子を見ていたところ、だんだん痛みを強く感じるようになりました。

症状としては正座ができなくなり、階段の上り下りも厳しく、あぐらをかくのも辛くなってしまいました。

以前に健康診断で「尿酸値が高め」と指摘されたことがありました。

尿酸値が高い人は痛風になりやすいという話も聞いたことがあり、心配です。この膝の痛みは痛風によるものなのでしょうか。

痛風とは

痛風は尿酸が体の中にたまり、それが結晶になって激しい関節炎を伴う症状になる病気です。痛風が起きる前に血液の尿酸値が高い状態が長く続きます。

尿酸値(血清尿酸値ともと記入されます)は基準値が7.0mg/dL以内で、これを超えると高尿酸血症と呼ばれます。痛風発作が起きやすくなるのは9.0mg/dL前後からです。

20代以降の男性が掛かりやすい病気です。

変形性膝関節症とは

体重や加齢などの影響から膝の軟骨がすりへり、膝に強い痛みを生じるようになる病気です。

50代以降の女性が掛かりやすい病気です。

変形性膝関節症とは

痛風と変形性膝関節症の違い

痛風と膝関節症とはそれに至る過程が異なります。

まず、痛風は前振れとして尿酸値が高くなります。変形性膝関節症は尿酸値の上昇はありません。

しかし、一番の違いは痛み方です。

通常、痛風による関節の痛みというものは、足の親指の付け根に現れます。患部は赤く腫れ、しかもその痛みはかなり強く「風が吹いても痛む」ということでこの病名がついたほどです。

また、「痛風発作」と言われるように、時にはほんの一日程度の間に、急激に痛みが酷くなります。

一方、変形性膝関節症は膝の違和感から始まり、長い期間をかけて徐々に痛みが強くなっていきます。

したがって、今回の相談者のケースは状況から判断するに変形性膝関節症による痛みと判断できます。

しかし、尿酸値が高いとおっしゃっているので、専門医による診断は必要です。

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