ロコモティブ症候群という言葉を聞いたことがありますか。

ロコモティブシンドロームとは下半身の骨や関節、筋肉の障害や、衰えによって、歩行困難など要介護になるリスクが高まる状態のことです。

日本整形外科学会が2007年(平成19年)に提唱した呼称で和製英語と言われています。

ロコモティブ症候群は4700万人

ロコモティブシンドロームの状態の人はその予備軍も含めると、日本全国で4700万人と推計されています。

患者は男性より女性の方がやや多いです。やはり骨の強さや筋肉の量が関係しているのでしょうか。

近年、単なる寿命ではなく、健康な日常生活が送れる健康寿命をいかに長くするかが最近では重要視されています。確かに長生きしてもできるだけ元気に過ごしていたいですよね。

ただ、平均寿命と健康寿命には差があり、厚生労働省の資料によると2013年時点で男性は9・02年女性は12・40年となっています。

女性の方が3年半ほどギャップがありますが、要支援・要介護になる原因の約3割はロコモティブシンドロームと見られます。なんと男性の約3倍になります。

ロコモティブシンドロームになるは人によって様々ですが、主な原因疾患は骨粗しょう症、変形性膝関節症、変形性脊椎症です。

「ロコモチャレンジ!」とは

「ロコモチャレンジ!」とは日本整形外科学会が公認している活動です。

政府としても後押しをしていて、2022年までにロコモティブシンドロームの認知度を80%まで高めるという目標を挙げています。

単語としては浸透していると思いますが、80%とはハードルが高いような気がします。

「ロコモチャレンジ!」では社会にロコモティブシンドロームの正しい知識や予防法を広め、重症化する前に整形外科を受診するよう促すことを目標としています。

ロコモティブシンドローム予防の3つのポイント

ロコモティブシンドロームの予防が以下の3点です。

適度な運動

膝を中心に下半身の筋肉の衰えや可動域を確保しましょう。

激しい運動は怪我の原因にもなりますので、ウオーキング、ストレッチ、水中歩行などがお勧めです。

50代から60代前半の人は1日1時間、65歳以上の人は40分間の歩行を心掛けましょう。

考え方を変えると家事も立派な運動になります。例えば、10分の水やりは約8分の歩行、10分の掃き掃除は約11分の歩行に置き換えられます。

適切な食生活

体重が増えると下半身に負担が掛かります。また無理なダイエットはせずにきちんと栄養を採りましょう。

禁煙

喫煙は骨を弱くし運動能力が衰えます。ただでも喫煙は健康には良くありません。

膝痛のスパイラル

一度、膝に痛みを抱えると負のスパイラルに陥る可能性があります。

膝痛のスパイラルとは「痛みがあるから動かない、運動しない」 ⇒ 「動かないから筋肉が硬く、弱くなる」 ⇒ 「痛みを起こす物質が生じる」を繰り返して、悪化していくことです。

こうなると治療が大変ですので、膝は痛みが来る前の予防が大切です。

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